高齢者の事故原因と今後、「任意保険の加入」を要望
近年、高齢者ドライバー(65歳以上)の事故件数が
「非常事態宣言」するほど爆発的に増え続けています。
こうした交通事故のニュースや新聞を見るたび、
一度に何人もの方がお亡くなりになったり、お怪我をしたり、
また、車や建物が破壊したりして
当事者はいったいどう対応しているのだろうか?
気になります。
働くお父さん、お母さんを亡くしたり
店舗などの建物が破損したり
未成年者の子供が傷害を負ったら、
もし私自身がこの立場だったら家族も含め、
「相手方が持病のある人でも決して許すことができない。」
と強く感じます。
何故このような状況で運転させたのか?
家族のある人は連帯責任が問われても仕方がないのではないでしょうか。
認知症(の疑い)がある高齢者の頑固な人は
家族の言うことを聞いてくれない。
また、「危ないから運転しないように言う。」と怒り狂ったり、
鍵を隠したりしても探して乗り出してしまうケースが発生しています。
主な原因としては
1.アクセルとブレーキの踏み間違いによる操作ミス。
{平成28年12月15日現在、今年に入ってから全国で45件発生。
この内、38件が高齢者ドライバーの事故。事故率はなんと全体の84%}
2.認知症(の疑い)の病気による運転能力や判断力の低下による突発事故。
3.スピードの出し過ぎ。(速度感覚が鈍っている可能性大。危険な状況。)
など悲惨な交通事故に繋がってしまいます。
先日、福岡市博多区の総合病院「原三信病院」で
3人の方が痛ましい事故でお亡くなりになりました。
64歳の男性タクシードライバーの暴走事故で、
福岡県警などが車体に搭載された記録装置を解析した結果、
事故直前にブレーキではなく、アクセルが踏まれていた事が判明しました。
また、NEXCO東・中・西日本、
高速道路上の逆走車について、
運転手などの目撃者から毎年1,200~1,300件の
通報件数が寄せられました。
目撃情報だけでも、1日におよそ3件発生している事になります。
この逆走事故に繋がってしまったのが、
平成23年 14件
平成24年 21件
平成25年 19件
となっています。(警視庁データ)
これを年代別でみますと、なんと65歳以上が
他の年代を圧倒的に引き離しています。
平成23年 57.1%
平成24年 61.9%
平成25年 36.8%
となっています。(高齢者事故率データ)
高速道路を逆走する高齢ドライバーが事故率からみて
1日に1人から2人の割合で致命的な事故が発生している状況下です。
高齢者ドライバーの運転を制限しようという観点から
満75歳以上の免許証更新には講習予備検査&高齢者講習などが
義務化されました。
臨時適性検査(専門医の診断)の結果、
認知症と診断されたケースでは、
運転免許の取り消し、または免許停止になります。
ご家族に高齢者ドライバー(65歳以上)で
運転する可能性がある車には、
最低でも自動車保険の「対人・対物賠償の加入」を
国として義務づけていただきたくお願い申し上げます。
このような悲惨な状況が繰り返さない意味でも
迅速な対応で法律改定を強く要望します。
現在、任意保険に加入されている9割以上の人が
「対人・対物賠償」に加入しております。
未加入高齢者ドライバーの方々をはじめ、
車を運転する全ての方が自覚を持ち、
万が一に備えて、せめて「対人・対物」賠償補償
これだけは自賠責保険とセットでの契約を
強くお勧めいたします。
インターネットから申込みをされますと
色々な割引制度があります。
お手元に車検証、免許証、保険証券(加入者のみ)をご用意のうえ、
一括見積もりを利用してみてください。