高齢ドライバーは「認知機能」の衰え目立つ!84歳ではなんと半数以上
警視庁の調査では、
75歳以上の高齢ドライバーが運転免許証の更新時に受ける
認知機能検査の年齢別の結果が判明しました。
2015年(平成27年)に検査を受けた163万人が
調査の対象者で「認知症」や「認知機能低下の恐れ」
があると判定された人は年齢とともに増加しています。
84歳を境に50%を超えました。
100万人超の高齢者の認知機能を
同じ検査方法でデータ化したのは
日本では初めての試みです。
警視庁のデータによりますと、
75歳以上の高齢ドライバーはおよそ480万人で、
3年毎の免許更新時、認知機能検査が義務付けられています。
2015年(平成27年)に免許を更新した163万人のうち、
検査分析したところ、大きく3つに分類されました。
第1分類・・・認知症のおそれ➡ 約5万4000人( 3.3%)
第2分類・・・認知機能低下のおそれ➡ 約50万人(30.8%)
第3分類・・・問題なし➡ 約107万人(65.9%)
また、年齢別にも分析しました。
75歳➡第1分類&第2分類の判定・・・29.8%
80歳➡第1分類&第2分類の判定・・・36.2%
84歳➡第1分類&第2分類の判定・・・50.1%
90歳➡第1分類&第2分類の判定・・・63.1%
95歳➡第1分類&第2分類の判定・・・78.7%
100歳以上➡第1分類&第2分類の判定・・・全員
高齢者ドライバーの約1800人を対象にした高齢者講習での運転技術を調査した結果、
第1分類と判定された人➡615人
1位 ハンドル操作をミスしていた。(24.7%)
2位 赤信号を無視。(21.3%)
3位 交差点で方向指示器(ウインカー)など、合図を出さなかった。(15.1%)
以上のミスは交通事故につながる危険性(リスク)が
高いと考えられます。
全日本交通安全協会の試算から
2018年には75歳以上の免許保有者数は
約532万人に増加する見込みです。
これに伴い、3月施行の改正道路交通法は、
第一分類に判定された高齢ドライバーには、
医師の受診の義務付け、認知症と診断された場合
免許取り消し、または免許停止となります。
認知機能検査は、75歳以上の高齢ドライバーが免許を更新する際、
免許センターや自動車教習所などで受けます。
※検査方法
①時間の見当識
②時計描画
③手がかり再生
上記3項目で判断力と記憶力を測定します。
所要時間はおよそ30分で終了、その場で結果が通知されます。
では具体的な内容とは?
①時間の見当識 ➡ 今年は平成何年ですか?今日は何曜日ですか?などです。
②時計描画 ➡ 指定された時刻の時計の針を描きます。
③手がかり再生 ➡ イラストを見て、質問に答えます。
※100点満点中、 49点未満➡「認知症のおそれ」があり、
49~76点未満➡「認知機能低下のおそれ」
と判定されます。
ご家族に高齢運転者がいる場合は、自賠責保険だけでは補償が不足です。
任意保険に未加入の方、加入検討されている方は、
ぜひ、自動車保険の加入をお勧めいたします。
事故を起こしてしまってからでは遅いです。
加害者になってしまうケース、
反対に、被害者になってしまうことだって十分想定されます。
同じ補償内容でも各社それぞれ保険料は異なります。
面倒くさらず、一度、ご自身にマッチした補償内容&保険料を
算出してみてください。
比較してみることで、きっと「気づく」ことが沢山あるはずです。
私も自分に合った保険が見つかり、保険料の節約できて満足しています。 >